メルマガ登録フォームにお名前欄は必要なのか、不要なのかで悩まれる方は少なくありません。
その論争の中で、ブログやHP、運用型広告で配置されているメルマガ登録フォームには基本的に「お名前入力欄はなく、メールアドレス欄のみ」のケースが多いです。
もしあなたが「大量のメールアドレス」が欲しいのならば、お名前蘭は不要にしてコンバージョン率を上げてください。
逆に、これまでお名前入力蘭を省きメールアドレス蘭のみでフォーム構成して「コンバージョン単価は低いけど、全然、商品が成約されない」のならば、一度お名前欄を入れたフォーム構成にしてみることをおすすめします。


メールアドレス欄のみの登録フォームで取得したリストは成約率が低い理由
メルマガリスト収集目的のLPはここ数年でどっと増えました。
特に「無料プレゼント訴求型」「無料メルマガ講座訴求型」の2つです。
この2つの訴求をしている多くの方が、上記の画像のように「プレゼント画像+メールアドレスフォーム」「講座のコピー+メールアドレスフォーム」で構成されている場合がほとんです。
LPの場合は、大体ファーストビューで「訴求+フォーム」が表示されるページが多い印象ですね。
この構成にした場合、結論から申し上げて「“メールアドレス”は大量に取得できます」
運用型広告ならCPA(1リスト取得あたりにかかる費用)200円〜1000円以下も現実的なので、仮に月予算が10万で運用した場合、月間取得リストは、500〜100件になります。
この数字だけみたら「めっちゃ費用対効果が高い…!!よしこれでいこう!」となります。
ですが、先ほどお伝えしたように「メールアドレスを取得したいのならば」です。
つまり、ただのメールアドレスか、成約に繋がる見込み客リストなのかは全く別の話なのです。
LPを開いてファーストビューで【メールアドレス入力でプレゼントを無料で上げます】と目に入ったら、「まぁ無料だし気軽に登録できるし、するか〜」と軽い気持ちで行動させられます。
本気で悩みを解決したい人もいますが、多くの方が本気ではありません。
つまり、“登録してプレゼントすら見ずに終わるパターン”も考えられます。
また迷惑フォルダに入る可能性も高いですから、本気ではない方からすればそれすら確認しない訳です。
故に、大量にリストを取得しても成約に至るまでの見込み客リストはごくわずかなのです。
付き合いたくない属性のリストまで取得し、理不尽なクレームに発展することも
別に成約に至る見込み客リストが少なくても取れるものは取った方がいいんじゃない?
と思われると思いますが、大量に取れば取るほどリスクも高くなるのです。
みんながみんなあなたに共感してメルマガ登録した訳ではなく、「プレゼント欲しさや無料に惹かれた属性の人たち」なのです、当然あなたの価値観に反した人たちもたくさんいるでしょう。
向こうから何もアクションを起こさなければいいですが、例えば、考え方の総意で「わざわざ理不尽なクレームに近いメッセージを送ってくる」なんてケースもあります。
2年程前の話なりますが、「会社員・主婦向けの0からの副業講座」というメルマガ講座をやっていたのですが、それに登録された方から「意味不明なクレーム」を言われた経験があります。
まずこの講座は、副業初心者がどんな方法を選び、どんな考え方を持って、まず何を実践すればいいのかというノウハウからマインド、ゼロイチに至るまでを事細かくお伝えする内容でした。
ですが、言われた事が「全然、配信内容が違うじゃないか!!」という謎クレーム。。
直接言われるのならばいいのですが、契約しているメルマガスタンドに直接言うという(笑)
正直、どこが配信内容とズレているのかさっぱりわかりませんでしたが、分析で考えてみたところそのリストは「無料プレゼント訴求(稼ぐ系)のLP」で取ったもので、おそらく「楽して手取り早く成果が出るノウハウ」が欲しかったんだろうなと悟りました。
僕の訴求は、「楽して」「簡単に」などそういう言葉は一切使った事がないですし、なんなら他の方よりもかなり厳しめに伝えているくらいです。
しっかり僕の価値観に共感してくれた方なら、「間違いなく、“あんな思考”にはならない」ので、【無料プレゼントだけ】で判断されてしまったなと反省しております。
簡単に登録できてしまうフォームは大量に取得できるかもしれませんが、自分と価値観の合わない人まで紛れ込んでくるので、おすすめはしません。
僕みたいなケースは稀かもしれませんが、理不尽なクレーム対応に割く時間も体力ももったいないので、万が一の場合を考えて「あえて登録しにくいメルマガフォームにする」のがいいです。
メールアドレス欄だけのフォームでもCPAが3000円〜5000円の人も多い
メールアドレス欄だけだと、リストが取りやすいとお話しましたが、メールアドレス欄だけのフォームでもCPAが3000円〜5000円の人も多いです。
特にここ数年でめっちゃ増えた【コーチ、コンサル、セラピストなどのサポート職の業界】です。
Facebookを開けば、「集客方法を教えます」「高単価商品の設計を教えます」など違いが全くわらず差別化できていない一人起業家がたくさんいらっしゃいます。
またLPの構成も全くと言っていいほど同じなので、見込み客の方からすれば「みんな一緒….どの人に学べばいいのだろう。」と迷っている状態なのです。
故に、この業界の方の1リストあたりのCPAが爆上がりして3000円〜5000円の方も少ないです。
メールアドレス欄だけの登録フォームでうまくいく人は「圧倒的な機能的価値がある」
メールアドレス蘭のみ登録フォームは全てダメなのかというとそういう訳ではなく、実際にうまく行っている方もいます。
そういう方の共通点として、「圧倒的な機能的価値がある人」です。つまり、この業界と言えばこの人!と専門性は非常に高い方なので、軽い気持ちで登録する方よりも、「ぜひ学びたい!」という意識の高い方も多いので、CPAも安い上に有料商品の成約率も高いです。
Facebookグループや知人同士で紹介し合う「メルマガ紹介キャンペーン」にお疲れでしょうか。 数年前まではFacebookといえば健全な起業家向けのSNSでしたが、昨今ではコーチ・コンサル・セラピスト・ヒーラー・士業の方など個人起業家が[…]
メールアドレス取得特化LP→個別相談(説明会、体験会、WEBセミナー)→クロージング&セールス→もう飽きられてますよ?
先ほど「みんな同じのやり方で飽きられている」とお話しましたが、メルマガ登録フォームだけではありません。
メルマガ登録後の流れも同じで、①サンキューページで個別相談お申し込み案内→②体験会、説明会を募集→③クロージング
このパターンしかないと言っていいほどこれしか見かけません。
昔はそれでよかったとしても今は違います。
もしあなたがこのやり方を続けている場合、
「個別相談のお申し込み率は順調ですか?」
「説明会募集は常に満席状態ですか?」
「いつまでも追加募集を続けてないですか?」
この状態のまま続けてもなかなかいい成果は出ないでしょう。
“なぜならば、飽きられているからです”
みんな同じにやり方で、みんな同じ進路は最初はいいかもしれませんが、後々、困るのは当の本人たちです。
同じが増える=差別化できない人は消えていくからです。
もし、小さな解決するための小さなきっかけを探されているならば、一度下記のメルマガ講座で学んでみてください。
今までと違ったやり方に出会えるかもしれませんので。